今、あなたは家の近所にあるドラッグスストアに来ていることにしましょう。目の前には、幅2〜3mほどの什器があり、その棚一面に各メーカーの日焼け止めが陳列されています。

 

これらの日焼け止めの中から、あなたは自分の赤ちゃんに使う日焼け止めを選ぼうとしています。さて、どのような基準で日焼け止めを選びますか。

 

名前がよく知られているメーカーの商品を選びますか?
人気モデルが使用している商品でしょうか?
パッケージやラベルが可愛らしく清潔感のある商品でしょうか?
はたまたSPFの数値の大きい商品でしょうか?

 

UVケアの重要性が常識になりつつある現在、数多くの日焼け止め商品が展開されています。一体どのような基準で日焼け止めを選ぶべきなのでしょうか。

 

赤ちゃんが選ぶ日焼け止めの基準

日焼け止めを選ぶ基準として、PAとSPFという2つの値があります。PAとSPFは、それぞれ紫外線を防ぐ強さと時間を表していますが、これらは防いでくれる紫外線の種類が異なります。PAは、UV-Aという比較的長い波長の紫外線を防ぐ強さを+の数で表しています。

 

UV-Aはお肌に与えるダメージは強くありませんが、非常に透過力のある紫外線です。窓ガラスを通過して室内まで侵入します。
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さらに、お肌の表皮を通り抜けて真皮まで到達して細胞を変性させます。変性した細胞は、シワ・たるみの原因となります。

 

PAの値は、PA+からPA++++まで4段階有り、+の数が多いほどUV-Aの防止に高い効果を示します。室内での日焼け止めを考える場合、SPFは気にせずPAの値を参考にしましょう。

 

一方、SPFはUV-BというUV-Aより短い波長の紫外線を防ぐ時間の長さを表しています。UV-Bは、UV-Aほど透過力はありませんが、お肌に与えるダメージがやや強い紫外線です。
主にお肌の表面に作用し、お肌を黒くして乾燥、シワ、肌荒れをもたらします
皮膚が炎症で赤くなったり、遺伝子を傷つけてしまったりする恐れがあります。

 

SPF値は1から50+まであります。50+は「51以上の数字」という意味を表します。

 

SPFの値は、私たちがUV-Bを浴びた時にお肌が赤くなる時間を何倍まで延長できるかを示した数値です。

 

たとえば、

日焼け止めを使用せずに紫外線を浴びた時に20分でお肌が赤くなってしまう人が、SPF30の日焼け止めを塗ったとします。すると、20(分)× 30(SPF)=600(分)=10(時間)という計算式になります。

 

よって、お肌が赤くなるまでの時間を10時間まで延長することが出来ます。

 

 

日常生活でお散歩や買い物のときに少しだけ外に出る場合と、アウトドアで山や海に出かけて長時間にわたり直射日光を浴びる場合では、必要とされる日焼け止めの強さが異なります。
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普段の生活では、PA++にSPF20~30程度で十分紫外線によるダメージを防止できます。
紫外線を防ぐ効果が強いに越したことはないと思われるかもしれません。

 

しかし、
PAやSPFの値が高くなるほど紫外線とは違う意味でお肌へのダメージをもたらしかねません

 

たとえば、日焼け止めの種類によってはお肌が乾燥してしまうことがあります。また、敏感肌の人は、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤が刺激となってしまうことがあります。
PA++、SPF20~30よりも値の大きい日焼け止めには、紫外線吸収剤が配合されていることが多いです。

 

デリケートなお肌をもつ赤ちゃんに使う日焼け止めは、紫外線吸収剤を配合していないものがオススメです。
赤ちゃんのお肌に使う日焼け止めを選ぶときは、生活シーンにあったPAとSPF値をもつ日焼け止め、そして紫外線吸収剤を使用していないタイプがオススメです。

 

紫外線吸収剤は、その名の通り、紫外線を吸収する化学成分です。
お肌の上で紫外線を吸収し、化学変化を起こして熱エネルギーに変えることで紫外線を防ぎます。お肌に塗ったときに白く浮いてみえず自然な仕上がりになるというメリットがありますが、敏感肌の人は刺激を感じることがあります。紫外線吸収剤以外の成分で、紫外線を防止する効果をもつ成分が紫外線散乱剤です。紫外線散乱剤は、微粒子粉体が紫外線を物理的にはね返す成分です。かぶれるなどの症状が起こりにくいので、お肌が弱い人にも使用できることが多いです。

 

 

一般的に日焼け止めはこれら2種類を組み合わせて、紫外線防止効果を高めているものが多いです。しかし、近年では敏感肌用として紫外線散乱剤のみを使用した日焼け止め化粧品も販売されています。ノンケミカル処方と表記されている商品もあります。

 

赤ちゃんに用いる日焼け止めは、なるべくお肌に刺激の少ないものを使いたいですよね。適度なSPF、PA値と紫外線吸収剤ではなくて紫外線散乱剤を使用した商品であることが、お肌に優しい日焼け止めを選ぶポイントです。適切な日焼け止めを使用して、赤ちゃんのスベスベお肌を守りましょう。

 

 

 

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